点群データ撮影・CAD作図
主な仕事内容
既存の建造物・設備には、建設時の施工図がない場合があります。そうした建造物・設備を改修工事する際には施工図などの図面が必要になるため、当社では専用の3Dレーザースキャナを使用して点群撮影を行います。点群撮影とは、レーザーで計測することにより、3次元の座標データを取得することで、この座標データをモデル化して、正確な現況図を作成することができます。
BIMソフトと連携させれば、コンピュータ上の仮想空間に現場を再現して、シミュレーションや解析に活用できます。
【具体的には】
◆最新の3Dレーザースキャナを駆使した既設構造物及び配管等の設備を3D計測(撮影)
◆3Dレーザースキャナにより得られた点群データをもとに、正確な現況図を作成
【使用するソフト】
◆Rebro (3DCAD)
◆CADwe'll Tfas (3DCAD)
◆CADEWA Real (3DCAD)
◆AutoCAD
◆Infi points
【1日の勤務例】
▼8:15~8:30 | 出勤 |
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▼8:30~8:45 | 打ち合わせ |
▼8:45~12:00 | 作図 |
▼12:00~13:00 | お昼休憩 |
▼13:00~17:30 | 撮影 |
▼17:30 | 退勤 |
【新人研修内容】
◆ビジネスマナー
◆建設業界の基礎知識
◆作図・CAD操作の基本
◆建築設備一般の基礎知識
【点群撮影から図面作成までの流れ】
- ①現場で3Dレーザースキャナを使い、現在の状況を計測(撮影)。撮影したデータを基に、正確な位置データを持つ点群データを作成します。
- ②点群データから、平面や円柱などの形状をCADデータとして抽出。
- ③細部の表現を整え、3DのCADモデルを作成。さらにここから、2Dの図面を作成したり、3Dのまま位置を変えたり、と様々な加工や展開を行います。
【入社後の流れ】
▼基礎研修・・・入社後はまず1ヶ月半の基礎研修を実施します。外部のCADスクールを受講して社内でビジネスマナーや設備の種類、建設業界の基礎知識、設計に関する知識を学びます。
▼実務研修・・・1ヶ月半で基礎的な知識を得た後は、実務やそれに近い作図を行います。練習問題を基に図面作成に挑戦し、講師からレビューをもらいながら学びます。
▼実務・・・・・3ヶ月間の研修を終えた後は、設計図の作成において先輩のサポートをしつつ、簡単な業務から徐々にステップアップしていきます。具体的には建築図を設備用に変換・トレースをして下図を作ります。
▼独り立ち・・・設備の知識を学びながら計算業務やダクト・配管の入力を行います。半年・1年で身につくものではないので、分からないことは1つ1つ先輩に教えてもらいながら地道にスキルを磨いていきます。
案件をまかされたら、お客様と打ち合わせをして納期までのスケジュール管理をしながら作業をします。
【定期的な講習会を実施】
当社では週に1度、業務時間内で講習会を開いています。技術者としてのレベルに合った講習をご用意しているため、継続的な成長が目指せます。新入社員の方には、基礎知識を身に付けるために、講習会にご参加いただきます。