近年、建設業界ではBIM（ビルディング・インフォメーション・モデル）の必要性が高まっています。
BIMを導入することで、設計の精度が上がり、工期が短縮されて施工の品質も上がることから、
これからの建設業務には欠かせないものになります。
また、BIMのデータは新築建築だけでなく既存建築物の維持管理にも使えるため、保守や改修業務にも
広がりをみせています。しかし、既存建築物は設計図面や竣工図面が残っていない場合や改修や増築が
反映されていない図面しか残っていない場合が多く、現況の3Dモデル作成が難しいことがあります。
そこで3Dレーザースキャ ナで現況を計測して3Dモデリングを行い、保守や改修等の維持管理目的に
使用できるようにCADで作図します。
3D図面サンプル①【動画】
3D図面サンプル②【動画】
3D図面サンプル③【動画】
建設前にコンピュータ上に建物の3次元デジタルモデルを作成し、
形状情報だけでなく、室等の名称・面積、材料・部材の仕様・性能、仕上げ等建物の属性情報を
併せ持つ建物情報モデルを構築するシステム。
3Dモデルの形状と属性情報でだれにでもわかりやすい建物の情報が一元管理されることで効率的な品質管理ができる
可視化により建設工程が無駄なく迅速に進む適格な維持管理ができ省力化できる
適正なリアルタイムな資産評価・資産管理ができるインフラプラットフォームとの融合で最適なリスク管理ができる
図.1 BIMを活用した 建築生産・維持管理プロセス
建築BIMの将来像と工程表 Vision for the Future and Roadmap to BIM 建築BIM推進会議（国交省 2019）
